Category / 都市伝説

目撃者 2011年3月1日 at 4:07 AM

ある田舎町のはずれにオンボロの一軒家があった。

その家の前にはみすぼらしい浮浪者がその周辺の雰囲気に馴染み生活していた。彼はすべてを目撃していた。

ある夏の夜のこと、一人のお坊さんがそこのボロ屋を尋ねた「すみませんが旅の途中寝床に困ってしまい一晩宿をとらせてはくれませんか?」

家の主人は嫌々な口調で「あいにく家は狭いし汚いしね、人様を泊めてやる余裕なんかないんでぇ」と追い返そうとしたが坊さんが
「礼ならいくらでもします」と言って胸元の札束をちらつかせた。すると主人が打って変わったように「いやこれは失礼した!

どうぞどうぞ!汚い家ですが遇しますぞ」と言って坊さんを家に入れた。

翌日から坊さんがその家から出てきた所を見た者はいない。 数日後、浮浪者がゴミを物色していると隣のボロ屋の庭から声が聞こえてきた。隙間から覗くと庭
で主人のその息子が生きた鯛を買ってきたらしくその新鮮な身に包丁を入れるところであった。

なぜこんなボロ屋に住んでる奴があんなご馳走を。悔しさと羨ましさとの気持ちで覗いていると、鯛の身に包丁がざっくりと切り込み!

「おっ父、坊主を殺したときにそっくりだのぉ」

ある強盗犯 2011年2月28日 at 4:07 AM

うちの近所の中学生が噂していた話です。

ある家に強盗が入る。ボケた老夫婦、息子夫婦、その子供二人が住んでいたらしい。

家の中に忍び込むと老夫婦を殺し部屋を漁った。装飾品は出てくるが現金が乏しく、息子夫婦と子供が寝ている部屋に入った。

4人とも寝ておりまず両親を殺害、部屋を漁っているといつの間にか背後に寝ていたはずの幼い姉妹が立っていた。

『邪魔者を殺してくれて有難う。お金はあげるから家を汚さないで?』

親の財布と現金の場所を教え、ご馳走まで出され気味が悪くなり強盗はさっさと家を出た。

翌日その家に警察が入るが、姉妹は泣きながら強盗の顔や容姿は判らない。と答え、姉妹は遠い親戚に引き取られ、其の家は売り払われ子供たち名義の財産とな
り裕福に暮らしたそうだ。

虐待されていた等の話もなく姉妹が強盗を庇った理由も判らないらしい。

噂をする中学生の義父の親戚がその強盗でそれから自首し、後に聞いた話だそうだ。

流産パンチ 2011年2月27日 at 4:06 AM

「できちゃった」の女の一言を受け、責任を取るつもりなど最初からない男。手術費用も出すつもりもさらさら無い。

そこで妊婦の腹にパンチを入れて流産させる「流産パンチ」なる行為が行われているという噂がある。

その際、角度が大切だとか流産キックバージョンも存在するとか云われており、パンチを受けた女性は子供が産めない体になるという話もある。しかしながら、都合よく流産だけさられるのかは疑問である。

どこどこのヤンキーがそれをやったとか、詳しいコツらしきものの話は各地にあるらしいが、DVで起きた事故から派生した話なのかも知れないが・・・・・

迫害 2011年2月26日 at 4:06 AM

某国の人気観光地での話。

日本人ツアー客を案内する日本語堪能な現地人ガイドが怖い話の一つとしてこんな話を披露する。

「この国が××の植民地だったころ現地人達はひどい扱いを受けていた・・・・・・・」

その国が列強の植民地だった頃、現地の人々は相当迫害されていたという。中でも残酷な話として語り継がれている話がある。

どうやらその当時、植民地への移住計画があったらしく、現地人の人口を減らそうとしたらしい。そのために、まず蛇を用意する。そして若い現地人の女を捕まえてきて、性器の中に蛇をもぐりこませる。

奥まで入った頃、一気にその蛇を引き抜く。すると蛇の鱗が逆立ち、女性器がずたずたになり使用できなくなるという。

そのような外傷で子供が生めない体になるのかは分からないが、現地人はそれらの仕打ちを忘れていないようである。

大音量 2011年2月25日 at 4:05 AM

夜帰宅して音楽を聞こうとCDもしくはMDプレーヤー電源を入れて再生ボタンを押したとき、大音量で音楽が流れたことはないだろうか?

前回そのプレーヤーで音楽を聞いたときには普通の音量だったはずなのだが、なぜか音のボリュムがMAX近くなっている。もしくはテレビの音量、チャンネルがなぜか家を空けて帰宅すると変わっている、ということがないだろうか。

ある若い女性がこういった現象に悩ませられることがあった。仕事が終わり帰宅し、何気なくテレビを付けると凄い音量が流れたり、またCDプレーヤーの音量に関しても同様の現象が時々起こる。

自分で誤って音量部分に触れてそのようになったのだろうと気にも留めなかった。テレビのチャンネルも前回見たときと変わっているのも無意識に自分で操作してしまっているものだとそれほど意識せず生活をしていた。

ある日女性は、仕事中に体調を崩して午前中に早退することにした。そして一人暮らしをしているアパートの自分の部屋の前に来たとき異変に気づく。

廊下側に面している風呂場の窓が曇っているのだ。そして明らかに誰かが入浴している音がする。

怖くなった彼女は警察に通報し、お巡りさんに来てもらい、一緒に部屋に入ってもらうとやはり誰かが風呂に入っている。

警察官が風呂場に踏み込むと、入浴していたのは見知らぬ若い男だった。

男は空き巣で入った女性の宅のスペアキーを盗み出し、もう一つ作って彼女が外出中に勝手に生活していたのだ。

男は部屋にあった女性の写真を見て好意を抱き、彼女の存在を近くに感じたかったので、彼女が使う風呂、トイレ、ベットを使用し、帰宅するまでには元通りの状態に戻して自分の帰るという生活を続けていたのだ。

しかしながら男は、ただ女性の留守中に生活するだけでは気持ちが満たされず自分の存在を示すささやかなサインを残していた。

それがCDの音量であったり、テレビのチャンネルだったのだ。

自己顕示欲の強い人間は犯罪を犯した後、自分の存在を示す「何か」を残すことがあるようで、空き巣が侵入宅で糞便をするというのもそういった心理あるようだ。

音量などが変わるということが頻繁に続くようなら注意した方が良いかも知れない。