安全ピン

あるところに、仲の良い夫婦がいました。 その夫婦には5人の子供がいました。 長男は、G中学校の教師をしていました。 長女は、いじめられてました。 そのいじめっ子の中には 次男、次女、三男も入っていました。 ある日、教師の長男が長女のいじめにきづきました。 なぜなら、長女の首に安全ピンが突き刺さっていたからです!! 許すまじと思った長男は次男たちにいじめについて問い詰めました。 次男は「なんでやねん!」と九州生まれ、 九州育ちにも関わらず関西弁で刃向かいました。 その両親もそのことに気づき次男、次女、三男に対して叱りました。 しかし!!いじめは絶えず、ついに長女は自殺してしまいました。 両親はこめかみに青筋を浮かべ、次男から大切にしている1/100スケールのガ●ダムを取り上げ、次女からリカちゃん人形を取り上げ、三男からAKB48のポスターを 取り上げました。 次男たちは、またもや「なんでやねん!」 と言ってブチ切れました。 一晩明けて、次の日次男が学校に登校する際にボタンが取れたので学校についてから学校にあった安全ピンでとめました。しかもその安全ピンは死んだ長女の形 見でした。 それから次男のまわりに奇妙な現象が起こりました。 上靴に安全ピン、筆箱に安全ピン、通学カバンに安全ピンとさまざまなところに刺さっていました。 次男は誰の嫌がらせかと放課後帰ったふりをして靴箱のそばに隠れて様子を伺ってみた。 うとうとしていたら、突然二階へ行く階段から肌寒いかぜが…….その風は、上に行けばいくほど強くなっていきました。気がついたら四階にきていました。 ふとあたりを見回してみると、3-5の教室があいていました。中に入ると窓が一つ開いてました。近寄ってみると、突然後ろから押され地面へ真っ逆さま…..。 という夢を見た。 朝起きた次男の前には首に安全ピンが刺さった長女が立っていた。

願掛け説

健康祈願にご利益がある某寺では、願掛けとして池に川魚を放すことが行われていた。 目の悪い人が「良くなるように」と願を掛けて池に放すと、いつの間にか魚は片目になっており、その人の目は良くなっているという伝えである。 言い伝えでは自然と片目になっているとされているが、故意に片目を潰してから放していたとする説もある。 この場合、川魚が神や仏教の天部への捧げ物としての役割を担っているのだが、捧げ物として供された動物は片目や方足だったり、体の一部が欠損しているケースが多く認められている。 古代の社会では、目を潰されたり、足を切断されて自由を奪われた人間が神への捧げ物となっていたようで、それを伝える伝説や伝承が多く存在する。 時代が下ると残酷という理由で人間が捧げ物になる機会がぐんと減り、もっぱら動物が生贄の役割を担うことになった。 人の自由を奪う目的で行われていた暴力行為は動物が捧げ物になることで意味を変えて、片目もしくは片足は神への捧げ物(生贄)の印を意味することになったとする説がある。 人が生贄を捧げるのはその代償として自分の願いを神々に聞き入れてもらうという訳だが、願いを求めて祈る人間の心は今も昔も変わりはない。 そして、動物虐待事件の中には、願掛けや信仰、風習を守る目的で行われているケースも存在するようだ。 まれに足を切断されていたり、片目を奪われた動物が何匹も発見されてテレビで報道されることがあるが、愉しみ目的での犯行ではなく生贄を作る目的で行われた可能性があるということだ。 水棲動物は環境因子によって自然と片目になったり片足の個体が多くなる事もあるそうだが、同じ場所に何匹もそういった犬や猫が発見されるような場合には何かしらに呪術的な意図を持った人間の犯行である可能性が高く、とある動物虐待事件の現場では何者かが宗教的な儀式を行った痕跡があったそうだ。 信仰や古くからあるしきたり、風習を厳格に守るために、決まった日に特定の動物を捧げるという行為は現在も行われているそうで、世間の認知が低いために異常者による虐待事件として扱われているだけという話である。

歯が抜ける夢

幽霊等の類いではありませんが、私が実際に体験した話です。 歯に良い印象が残る夢は自分にプラスの事があるといわれますが、逆に歯が抜ける等の悪い印象の夢は自分に不幸(死)が訪れる前触れなんだそうです。 (この話は笑ってい○ともで紹介されていました) この話を忘れかけてた頃、私は歯が抜ける夢をほとんど毎日見続ける時期がありました。 いつもなら起きても夢の内容はほとんど覚えていないのですが、歯が抜ける夢は何故か夢からさめてもハッキリ覚えているのです。 歯茎が腐り、歯がボロボロと抜けていく…。うめき声をあげ、あふれる血と痛さで口が閉じれない自分を見るのが怖くてたまりませんでした。 そんな夜が続き、また歯が抜ける夢を見ている時に、祖母のお兄さん(叔父さん)が夢に現れました。幼い頃、この叔父さんに悪戯で驚かされてからトラウマで、高3になっても自分から話しかける事はありませんでした。 その叔父さんが歯が抜けて血まみれの私を申し訳なさそうな目で見ているのです。そして抜け落ちた歯を拾い私に差し出し、「…ごめんなぁ…驚かして…」と言 った所で目が覚めました。 その日、叔父さんが肺炎が悪化して亡くなったと連絡が来ました。しかも最後に 「…○○(私の名前)…まだこっちに来たらあかん…」と言っていたそうです。 叔父さんには孫がおらず、叔父さんの妹(祖母)に初孫である私が産まれた時に、まるで自分の孫であるかのように喜んでいたそうです。 本当なら私が死んでいたのかも…と2年たった今でも時々思う事がありますが、叔父さんは私を守ってくれたんだと信じています。 最後まで叔父さんに心を開かなかったのが心残りです。