某脱線事故 2010年8月24日 at 7:16 AM
「おい!しっかりしろ!」
温かい液体が、俺の顔に落ちてくる。
生臭い…
多分、血だろう…
「大丈夫だ!
もうすぐ救助隊が来てくれるからな!」
俺は、暗闇でそう叫ぶおじさんに元気付けられた。
数時間後…
「誰かいるか!?」
誰かの声が聞こえた。
「よかったな!
これで助かったぞ!」
おじさんが言う。
そして俺は救助された。
俺はその時、救助隊員に尋ねたんだ。
「俺のすぐ上にいたおじさんは無事ですか?」
しかし、救助隊員は…
「あなたの上にいた男性は、すでに死後硬直が始まっていました…」
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