Category / 都市伝説

某脱線事故 2010年8月24日 at 7:16 AM

「おい!しっかりしろ!」

温かい液体が、俺の顔に落ちてくる。

生臭い…

多分、血だろう…

「大丈夫だ!
もうすぐ救助隊が来てくれるからな!」

俺は、暗闇でそう叫ぶおじさんに元気付けられた。

数時間後…

「誰かいるか!?」

誰かの声が聞こえた。

「よかったな!
これで助かったぞ!」

おじさんが言う。

そして俺は救助された。

俺はその時、救助隊員に尋ねたんだ。

「俺のすぐ上にいたおじさんは無事ですか?」

しかし、救助隊員は…

「あなたの上にいた男性は、すでに死後硬直が始まっていました…」

マキョウ 2010年8月23日 at 7:15 AM

ある家で若者達が集まり、酒を飲んで騒いでいた。

夜も更け深夜になっても若者達はまだ騒いでいた。そして空が明るくなり始めた頃、若者達にも疲れが見え始め、だんだんしゃべる人も少なくなってきた。

すると家の主である若者が怖い話をし始めた。その若者は某宗教団体に所属しており、その教団内で語られている教義や幽霊話を色々披露していた。

「今怖い話をしているけど絶対部屋の四隅を見てはいけない・・・・・」

「見るとマキョウが開く。そして霊を呼び込みやすくなる・・・・・」

そんなことを言い出したのだ。

その場にいた大半は冗談半分でそれらの話を聞いていたので、端から信じちゃいない。「馬鹿らしい、マキョウってなんだよ。」と部屋の四隅をじっくりと眺めた。

そしてその若者の怖い話は延々と続き、皆だんだん怖くなってきた頃に異変が起こった。若者の一人が突然気を失ってしまったのだ。

それをきっかけに次々と怪異が起こった。突然暴れる
者、訳の分からない事を口走る者、変な声が聞こえる・・・・などその場が騒然となった。

完全に朝になり辺りが明るくなるっと霊的な現象も収まり、狂ったようになった人も正常に戻った。後からどうしたのか聞いてみても、そのときの記憶は無いという。

マキョウとは「魔鏡」なのか「魔境」なのかは謎だが、その宗教団体ではそのようなことが語られているらしい。

呪いのサイト 2010年8月22日 at 7:14 AM

①サイト検索をしていると出てくる事があると言われている呪いのサイトがあるらしい。聞いた話では鳥居の写真があり、同じ鳥居を見つけられないと呪われて不
幸になるらしいので注意が必要だ。

何気なくサイト検索してる時に偶然にも、そのサイトは出てくるらしい。どこかの鳥居の写真と意味不明な記号などの羅列が特徴である。

しかも、URLをしょっちゅう変えているらしくタチが悪い。写真と同じ鳥居を見つけられなかった場合は
恐ろしい不幸が降りかかるらしい。恐怖のサイトだ。
(投稿情報)

②僕が聞いた話だと、真っ白らしく、下に行くと鳥居があり、クリックすると「呪い」という文字がたくさんでるらしい。

さらにそこには掲示板もあり、掲示板にいくと極度の鬱状態になり、自殺もしくは身内に不幸があるらしい。

管理人はこの世にはもういないらしく、その管理人の呪いがかかるんだとか…

デジカメの心霊写真 2010年8月21日 at 7:14 AM

デジタルカメラが普及し、撮影した画像はデジタルなデータとして保存されるようになった。

二重露光などの現象はフィルムカメラの特性によるものなのでデジカメでは心霊写真は撮れないという話があったが心霊写真は未だ健在のようだ。

そしてデジカメによって撮影された霊には面白い特徴があるようだ。

ある女性が旅先の旅館でデジカメによって写真を撮ったところ、その中の一枚に霊と思われるものが写っていた。

その写真は宿泊した和室の全体を人が写らない形で
撮影したものなのだが、中空に半透明の女性の顔が写った。

この心霊写真が撮影される前に彼女は宿泊した旅館で恐ろしい体験をしており、御祓いをすべきか迷っていたので不用意にメモリーから写真を消去することができなかった。

かといってメモリーカードに残しておくのも嫌なので、とりあえずパソコンにデータを保存することにした。

デジカメとパソコンを接続し、データのコピーを行った。旅行の写真は全てパソコンに移動させて例の心霊写真を確認してみると、なぜか中空に写っていた半透明の女性の顔は無くなり普通の和室の写真になっていた。

おかしいと思いデジカメでその写真を確認してみると確かに半透明の女性の顔が写っている。

何度繰り返しても複製してパソコンに保存すると、心霊写真の霊体だけがすっぽり居なくなっていた。
どうやらデジカメで撮られた霊体の画像は複製が出来ないようである。

またデータからデータへとウイルスのように移動していく心霊画像の話や画像中でその姿を変えていく心霊の話もあり、デジカメで撮られた心霊写真は何やら質が悪そうである。

防災頭巾の小さき者 2010年8月20日 at 7:12 AM

北海道にはコロポックルの伝説が伝えられているが、それに関係してか、人間よりもはるかに小さい妖(あやかし)に纏わる怖い話が存在している。

小人の装いは民族衣装のような着物を着ているという話が多いが、芸能人の目撃談ではジャージ姿であったとか、全身単色(黒とか緑など)のゴム人形のような装いまでと様々である。

気になる話として、防災頭巾を被りもんぺに袴姿という戦時中の装いをした小さい妖・もしくは霊の存在である。彼らは道南地方の某地域で怪奇譚・目撃談がある。

・・・・
心霊スポットとなっている深い森、そこに探検に行った若者達が出会う事となる。

森の奥にある破れ寺を荒らしまわった後、帰宅の途に就くために車に乗り込んだ。しばらく車を走らせていると、車の天井から激しい雨の時の様な音がする。

音の正体を確認するために車を止めて一人が車外に出ると、音の主達が一斉に彼に襲い掛かった。

車の上で跳ねまわっていたのは防災頭巾を被った小さい者達で、老若男女様々な者が手に棍棒も持って若者の一人に群がった。

他の若者は恐怖に襲われて車と一人を残して逃げ出してしまった。

その場から何とか逃げ出した若者達は落ち着きを取り戻して置いて来てしまった一人を助けに行くことに。襲撃された場所に行くと、彼は車の中で気を失っており髪の毛は真っ白に。

そして、フロントガラスやボディーには小さな手型や足型のような痕跡が無数に付着していた・・・・・・

防災頭巾という装いからすると、どうも戦時中に亡くなられた方の霊とも思われる。そして棍棒を持ち武装しているとは攻撃的な性質らしい。

小さい妖の正体の一つに、付喪神説がある。

某芸能人が宿泊先の旅館で目撃したのが小さな侍の妖で、日中に買ったイチゴを少しだけ齧られたという話である。

その正体は年月を重ねた楊枝に霊が宿って付喪神となったもの(ちんちん小袴)であるとう指摘がなされている。

もしかすると、防災頭巾の妖は戦時中に使用された衣服に籠った怨念が凝り固まった物かも知れない。

もう一つの、小さい妖の話は毛色が異なっている。

・・・・・・・・・・
北海道の中部にある中核都市での話。
ある晩のこと、小学生が自分の部屋で寝ていると枕元で何やら小さい者が数人で、マイムマイムの様に円を描いて歌い踊っている姿が目に飛び込んで来た。その小さき者達は民族衣装のような見知らぬ衣を纏っていた。

夢か現か、しばらくボーと見つめていたが、気づいた時にはいつの間にか朝を迎えていた。

夢だったのか?と不思議に思っていると、部屋の窓が少しだけ開いており、それも小さき者達が通れる分のスペースである。

小さい妖(あやかし)を呼び寄せるようなことを何かしただろうか?
思い当たるのは一つ、前日の昼間に古代文明の痕跡とか云われる石碑に小便を引っ掛けたことであった。