顔が半分無い霊 2010年8月18日 at 7:11 AM
神奈川県の観光名所である某駅の改札で、男の子を連れた若い母親が突如声を掛けられた。
「ちょっといいですか?」
声を掛けて来たのは人の良さそうな中年女性。母親のなんですか?という問いに
「あなたの首に顔が半分無い男の霊が憑いているのが見えたもので・・・・」
中年女性は自分に霊感があることと、その霊感は過去大病によって死の淵を覗き込んで身に付いた事。そして女性の首の辺りに憑いている、顔が半分欠けた悪霊を今すぐに除霊をしなければ自身はもちろん、一緒に居る子供にも霊は危害を及ぼすだろうと緊迫した表情で語った。
その話を聞いた母親は青ざめて
「本当ですか!!2年前に亡くなったあの子が私の傍にいるなんて!!!しかも男の悪霊と!?今すぐにあの子を救ってあげて下さい!!!お願いします!!!」
そう叫び、中年女性の襟をつかみ強く揺さぶって来た。
「分かりました落ち着いて下さい!!」母親をなだめ、ふと男の子の方を見ると、恐ろしい形相で中年女性の方を睨んでいる。
そして男の子は
「お母さんをいじめる奴は僕が殺してやる」
子供とは思えない声色で呟いた。
母親には男の子が見えていないようで
「あの子は苦しんでいませんか?助けってやって下さい!!」と繰り返し叫んではしがみ付いて離れない。
男の子はさらに恐ろしい形相になり、中年女性の腕を掴もうと近づいて来た。
「もう大丈夫です!!男の悪霊は去りました!!!」
そう言って、母親の手を振り払うと這うようにして男の子から逃げ出した。実話都市伝説
中年女性はその後、原因不明の高熱を出して生死の境を彷徨った。
朦朧とした意識の中、男の子の恐ろしい形相が浮かぶので、人を騙すことが恐ろしくなり、所属していた宗教団体から脱会して霊感商法から足を洗ったのだった。
今でもその母子は駅周辺で目撃されているようで、男の子の特徴は団体内で伝えられている。もし、そういう母子を見かけたら、絶対に話し掛けてはいけないという御触れが出ている。
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