硫黄島の砂 2010年9月15日 at 8:53 AM

大戦時、硫黄島では日米多くの戦死者を出したことで知られる。

現在自衛隊の基地が設けられているが、隊員の間で幽霊が出るという話が多く伝えられている。島での霊の出現は昼夜問わないらしく、鎮めるために行われる慰霊碑への水の御供えは毎日怠らないという。実話都市伝説著実話都市伝説著実話都市伝説著

そんな硫黄島の砂は、本土に持ち帰ってはいけないという決りがあるらしい。どうも実際にその規則はあるしく、訓練で訪れた隊員が帰還する際、航空機に乗り込む前には「砂を払ってから乗れ」という指示が出されるという。

なぜ持ち帰ってはいけないのか?これについて語られる理由は諸説あり、大戦中に米軍が持ち込んだ外来種の凶暴なアリの侵入を防ぐという防疫上の理由説

別の説としては、激戦地であったことに由来している。多くの戦死者を出したこともあり、砂には多くの血が染み込み、目には見えぬ形で人骨も混じっている可能性がある。そんな激戦地の砂を記念に持ち帰ったりするのは不謹慎であるという倫理的理由説、などが挙げられる。そして、砂を持ち帰ると兵士の霊が出現したり、霊障に遭うという話も伝えられているが、明確な理由は定かではない。

硫黄島は鶉石(うずらいし)という白と黒のコントラストが美しい、世界的に見てもた珍しい石を産している。石の収集家にしてみれば、硫黄島に訪れる機会があったならば是非ともコレクションに加えたい品であろうが
「砂を持ち帰ると霊障がある」という噂を思いだして収集するのにためらいが生じるらしい。

これと対照的なのが米国。お国柄か、捉え方が異なるのかは分からないが、硫黄島の石砂がアメリカの某所のお土産屋さんで売られているらしく、アメリカ旅行で訪れて、商品として売られていることに憤慨する方は少なくない。硫黄島に対する国間の捉え方には、温度差があることは確かである。


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